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zoom RSS 六ヶ所再処理と核燃サイクル凍結を求めた民主党「原子力バックエンド問題勉強会」の提言を歓迎します

<<   作成日時 : 2012/02/09 12:01   >>

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 民主党の馬淵澄夫衆議院議員を会長とする原子力バックエンド問題勉強会が2月7日、第一次提言をとりまとめて発表しました。使用済み核燃料を再処理しプルトニウムを利用するという「核燃料サイクル構想」を包括的に見直し、コストと負担、安全性、技術的側面、情報公開と責任体制などを検証した上で、「六ヶ所再処理施設の当面中断」と「核燃サイクル方針凍結」という結論を導いています。全文はこちら。政府による原子力政策の見直しが行われている中、きわめてタイムリーかつ妥当な内容であり、政権がこの方針を採用することを期待したいと思います。
 なお、この提言書には、再処理・核燃料サイクルの問題と「核不拡散」「核セキュリティ」との関係が若干触れられていますが、私はこの点をより深めた議論も必要であると考えます。再処理をしてプルトニウムをため込むことは、日本核武装というあらぬ疑念を諸外国からもたれる原因にもなりますし、いま国際社会が北朝鮮やイランに対して核開発を止めろといっているときに、その努力に水をさすことにもなるからです。日本が再処理を進めれば、韓国だって「わが国もその能力を持ちたい」と言うでしょう。そうなれば北朝鮮との交渉はさらに混乱します。核開発を批判されているイランは、「我々は平和利用しかしない。ただ、日本のようになりたいだけなのだ」という発言をしています。さらに日本がため込んでいるプルトニウムの警備体制や防護体制も大きな問題です。危険なプルトニウムが、盗難や破壊の対象ともなりえます。これがいわゆる「核テロ」の危険性です。「安全神話」は原子炉だけの問題ではありません。
 これらを総合的に考えたとき、核不拡散・核セキュリティの観点からも、「六ヶ所再処理と核燃サイクル凍結」は正しい結論です。来月「第2回核セキュリティサミット」が韓国で開かれますが、再処理と核燃サイクルを止めることが、日本が世界の核セキュリティのためにできるもっとも大きな貢献だといえるでしょう。
 この問題の政府・政治レベルでの議論が発展することを期待します。

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