[2013.2] 使用済核燃料 再処理は軍備問題

 被団協新聞の連載コラム(非核水夫の海上通信)、2月号に以下の文章を寄せました。

使用済核燃料 再処理は軍備問題

 米国の軍備管理専門誌『軍備管理トゥデイ』最新号に「日本の再処理を止めるとき」という論文(モンテレー不拡散研究所の土岐・ポンパー両研究員)が掲載されている。
 論文は、日本の核燃サイクル政策を概観した上で「長期的な使用済み燃料政策が決まるまで、六ヶ所再処理工場の稼働を凍結することを直ちに宣言」するよう日本政府に求めている。論拠はこうだ。
 日本は既に大量のプルトニウムを保有しており、これ以上増やしても使用先がない。それでも増産すれば日本に核武装の野心ありと思われ、周辺諸国にも同様の行動をとらせる誘因となる。再処理技術の拡散は、既に不安定な東アジアの安全保障をさらに悪化させる。
 論文はまた、英仏にある日本のプルトニウムを英仏国内で消費してもらうという解決策も示唆している。
 使用済み燃料問題は、軍備管理問題なのだ。安倍政権の政策を、平和の観点から監視していく必要がある。(川崎哲、ピースボート)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • エアマックス 95

    Excerpt: [2013.2] 使用済核燃料 再処理は軍備問題 川崎哲のブログ/ウェブリブログ Weblog: エアマックス 95 racked: 2013-07-10 00:29