[2013.5] ユース非核特使

 被団協新聞の連載コラム(非核水夫の海上通信)、5月号に以下の文章を寄せました。

ユース非核特使

 岸田外相は4月のオランダでのNPDI(日豪など10カ国)会合で「ユース非核特使」の新設を発表した。これまで被爆者が非核として「核兵器使用の惨禍の実相を世界に発信」してきたが、これを高校生以上の若い世代に広げるというのだ。
 昨夏長崎での軍縮教育フォーラムで私は同種の提案を行っていたこともあり、この制度の新設は喜ばしい。ピースボート「証言の航海」の経験から、若い世代が語るにはいくつかの課題があると思う。
 第一に、個々人の体験を越えた総合的な把握と、統計的な知識。第二に、原爆投下に関する歴史的文脈に関する理解。第三に、今日の核問題とのつながりの理解である。さらに、語学、プレゼン力、ITの活用といった実践的な課題もある。
 若い世代の育成は待ったなしの課題だ。今回の制度化をきっかけに、取り組みが全国規模で活発化することを期待する。(川崎哲、ピースボート)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック