[2014.1] 核保有は恥 非人道から禁止条約へ

 被団協新聞の連載コラム(非核水夫の海上通信)、新年号に以下の文章を寄せました。

核保有は恥
非人道から禁止条約へ

 昨年は核兵器の非人道性がキーワードとして浮上した一年だった。3月に核兵器の人道上の影響に関する国際会議がノルウェーで開かれた。10月の国連総会では非人道性の共同声明に一125カ国が署名した。それまで拒絶していた日本政府も、国内外の批判に押されてついに署名した。
 今年2月には人道影響に関する第2回会議がメキシコで開かれる。核が使われた際の放射線被害、気候への影響と飢饉に加え、大量の避難民や電磁波による通信網破壊など社会経済影響まで議論する。
 議論はそこから、核をいかに使わせないかに移らなければならない。核兵器禁止条約の交渉開始が急務だ。核の使用を前提とした安保政策は転換すべきだ。
 禁止条約には実効性がないとの懐疑論もある。だが禁止交渉を通じて、核を持つことがステータスではなく恥であるという国際規範が作られる。それが廃絶への第一歩だ。(川崎哲、ピースボート)

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