[2014.5] 米中日印 デリーで驚いたこと

 被団協新聞の連載コラム(非核水夫の海上通信)、5月号に以下の文章を寄せました。

米中日印 デリーで驚いたこと
 ニューデリーでの国際会議で、インドの元大使や軍事関係者と話をする機会を得た。
 「米・印・日が連携して中国に対抗していく必要があるよね」と言われたので私は答えた。「今は日本政府は中国に対抗姿勢をとっているが、いずれは中国との協調を選ばざるをえなくなる。日本の一般市民に中国の何が脅威だと思うかと問えば、ほとんどの人はPM2.5や食品汚染と答えるだろう。それら喫緊の課題を解決するには中国と対話して共通の環境基準を導入するほかないからだ」
 すると彼らは目を丸くして「そんな意見は初めて聞いた。そんな世論もあるのか」と興奮気味だった。彼らは日本の防衛関係者と頻繁に話をしているが、大気汚染の話など出た試しはないそうだ。私にとってはその方が驚きだ。いったい日本の「安保屋」たちはふだん外国で何を話しているのか。核抑止力の話ばかりしているのだろう、きっと。(川崎哲、ピースボート)

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